オンラインだよ茶源郷まつり

出演者・出店者

手もみ製茶の方法

講師:和束茶手揉技術保存会

2020/11/01(日曜日) 11:30~

和束町の隣、宇治田原町で江戸時代に完成された、煎茶の製法。古くは焙炉(ほいろ)というわしを張った木組みの上で、熱を加え、揉みながら乾燥させていきました。 今ではすっかり機械化されていますが、その機械は手の動きを忠実に再現したものと言われ、今も手揉みには及ばないといいます。そのピンとした、針のような仕上がりはまさに芸術品。 機械を扱ううえでも、この手揉み製茶の感覚が役に立つため、全国的にこの技術は受け継がれていて、全国大会も行われています。 2018年にはこの全国大会でも優勝した、和束茶手揉技術保存会。その技をご覧ください。 新会長、細井堅太さんの解説付きです。

体験キット販売について

【手揉み茶】500円

・純煎茶(やぶきた) 5g

和束茶手揉技術保存会が、オンライン茶源郷まつりのために会員で揉んだお茶です。 毎年、お茶の初市で最高値で入札される手揉み茶ですが、摘んでから仕上がるまでに、約5時間という長い時間をかけて製造されたお茶です。 また、機械と手揉みで製造できる量も大きく変わっており、今回出来たのは約300gのみ。 オンライン茶源郷まつりの放送でも実際に作っている場面を見ていただけますので、映像を見ながら、また、仕上がったお茶を手に取りながら、楽しんでいただけます。 昨年までは実際に茶源郷祭りに来ていただいた方々に、手揉み製法を体験していただくため、お茶を身近に感じていただけるため、活動してましたが、今回はオンラインの為、実際にお茶を触っていただくことができません。 その代わりに、普段はほとんど出回らない、手揉み製法で作ったお茶をみなさまにお届けしようという事になりました。 今回使用した生葉は、昨年の5月に摘んで蒸した新芽を冷凍保存したものを解凍し、製造したものです。 手揉み茶は手で丁寧に揉んで作られるため、仕上がりは細く針のような形態になります。 お湯でふやかすと、摘んだ当時の茶の芽が表れます。 是非、みなさまの目で見て、触れて、昔ながらの手揉み茶をお楽しみいただければ幸いです。

茶源郷まつり当日にこのLIVEを見ながら使う場合は、10月19日(月)までに注文を完了させておいてください。10月23日以降順次お届けとなります。
その後のお届けは茶源郷まつり終了後となりますので、ご注意ください。

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講師紹介

細井 堅太((ほそい けんた)
和束茶手揉技術保存会会長

和束茶手揉み技術保存会は、約20年前、大西巧さんが3人のメンバーで始められました。結成当時、全国卸売最高値は静岡茶市場の88,888円で、それを超える最高のお茶を、和束町で作りたかったのだそうです。 毎年4月、ただでさえこの時期忙しい茶農家が集まり、朝の5時から摘み始め、夕方までかかって製茶し、初市に出品し続けました。当初は入札価格も1万円台でしたが、今では当初目標の二倍近くに!手揉み技術保存会のメンバーも徐々に増え、2018年には全国大会優勝を果たしました。 これで一旦区切りをつけ、大西さんは会長の座を細井さんに託されました。今年は新会長のもと進むはずでしたが、コロナウィルスの影響で、初市に出すことは叶いませんでした。それでも、オンラインだよ茶源郷まつりで手揉み製茶を見てもらおうと、多くのメンバーが参加した和束茶手揉み技術保存会。手揉みの技術とともに、この雰囲気も見てみていただきたいです。

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