出演者・出店者
和束町のお茶の歴史
The History of Waduka Town
講師:京都先端科学大学食農学科教授 藤井孝夫
2020/10/31(土曜日) 12:45~
江戸末期、ペリー来航をきっかけに政治的には激動の時代を迎えますが、もうひとつのエポックは日本茶の輸出が始まったことです。当時の和束郷にも、開港間もない横浜に出向いて茶を輸出する先達がいました。その後、和束郷の先達は大正〜昭和戦前期の機械製造による高品質茶の生産技術を制することになります。茶に適した自然条件を存分に活かし、共同による技術の研鑽、ビジネスチャンスの確保などの奮闘により、京都府内で煎茶産地として不動の地位を築いていきます。
Let’s learn the history of Wazuka-tea!
The Perry Expedition at the end of the Edo Period caused a dramatic transformation in Japan’s politics. Japanese tea industry has also started exporting their teas overseas.
Ever since then, the tea growers of Teatopia has been working towards establishing machinized production methods with high standard.
講師紹介
京都先端科学大学食農学科教授
藤井孝夫
和束町撰原出身です。学生時代に、緑茶に含まれるテアニンの発見者が研究室の大先輩であることを知って、我が家の生業であった茶の研究に興味を持ちました。その後は、研究者というよりも技術者として現在に至っています。現在、京都先端科学大学バイオ環境学部の教員をしていて、地元亀岡市の地域振興に関わっています。最近は、技術を脇役とした地域おこしに興味を持っています。地域おこしの材料の一つは、その歴史や人々の奮闘を理解することだと思って、細々と活動しています。
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亀岡市曽我部町南條大谷1-1
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